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腰椎椎間板ヘルニアの症状

 

ヘルニアという病気の中で、もっともポピュラーなものが「腰椎椎間板ヘルニア」です。
これは、背骨の中でも腰椎と呼ばれる箇所に起こるもので、背骨の椎骨と椎骨の間にある椎間板のさらに中央にある椎間板が、何らかの原因で外に突き出たり飛び出したりしてしまう症状をいいます。

 

椎間板ヘルニアの症状としては次のような項目が挙げられます。

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『腰痛』
腰椎椎間板ヘルニアにかかった場合、ほぼすべての人に腰痛が起こります。
ただ、100パーセントの実例があるわけではないので、椎間板ヘルニアの他の症状に当てはまるけど腰痛だけは無いという場合でも、受診する事をおすすめします。

 

 

『腰椎の曲がり方の異常』
背骨は人間の体に合わせて実に複雑に彎曲していますが、腰椎椎間板ヘルニアにかかると、腰椎の部分が不自然な彎曲になることがあります。
程度は様々ですが、重いものになると姿勢を正してまっすぐ立つ事が困難になります。

 

『腰の動きの悪化』
腰椎椎間板ヘルニアにかかると、腰全体の動きに支障が出ます。
おじぎの体勢がとれなくなることが多く、まれに反る事もできなくなります。

 

腰に連動した動作として、仰向けに寝た状態で足をまっすぐ上げようとすることも困難になります。

 

 

『足のしびれ』
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛に次いで多い症状として、足のしびれがあげられます。
ひどいときには痛みを伴う場合もあり、日常生活に大きく支障をきたしてしまいます。

 

『足の筋肉の低下』
腰椎椎間板ヘルニアになると、姿勢が制限され、腰や足が動きにくくなります。
その結果、足の様々な筋肉が弱まっていき、症状が長期化する場合、足全体の筋肉が痩せて、細くなる事もあります。

 

 

『排尿・排便の障害』
腰椎椎間板ヘルニアになると、その症状の広がっている場所によっては、排尿や排便にまで影響を与える場合があります。
ヘルニアの痛みや神経症状によって、尿意・便意が鈍くなってしまうのです。

 

 

以上、これらの項目に多く当てはまる症状があるようでしたら、腰椎椎間板ヘルニアが疑われます。早めの受診をおすすめします。

腰椎椎間板ヘルニアになったら気を付けたい対処法と、治療法一覧

 

安静に過ごす

 

腰椎椎間板ヘルニアと疑われる症状が出たら、医師の診察を受けることをおすすめします。
多くの場合、急性の痛みは2,3日で消え、ヘルニア自体は2,3ヶ月で消えていくと言われています。

 

医者に行かずとも、日常生活を安静に過ごしていれば、だいたいのヘルニアは自然治癒してしまうのです。

 

 

椎間板ヘルニアは、一度かかるとくせになるとも言われているので、かかってしまった時には無理をせず、できるだけ腰への負担を減らすよう心がけて日常生活を送ることが大切です。

 

ヘルニア自体が完治していなくても、痛みがおさまってくれば、日常生活はもちろん仕事やゴルフなど腰を使うスポーツなども、ある程度できるようになってきます。
しかし油断は禁物。

 

喉元すぎれば〜ということわざにもあるように、再発しないようその後も椎間板に無理な力が加わらないよう気を配ることが大切です。

 

 

硬めの寝具

 

腰椎椎間板ヘルニアにかかると、仰向けになって寝ることも辛くなります。

 

だからといって、ふわふわのベッドや軟らかいマットレスなどで寝ると、余計に椎間板への負担が増え、症状が良くなる事はありません。
骨の柔らかい赤ちゃんに、硬めの寝床が適当なように、椎間板ヘルニア患者にも適当な硬さの寝具が必要です。

 

もちろん、椎間板ヘルニアが発症していない時にも、背骨や腰にはふかふかベッドよりも硬めのしっかりした寝具の方が逆に負担が少ないのです。
フローリングに薄い布団一枚ひいて寝る、というのもまた背骨や腰に負担がかかります。

 

ある程度の厚みをもったしっかりとした寝具を選びましょう。

 

 

姿勢を正す

 

腰椎椎間板ヘルニアになると、その多くが腰痛を伴い、また姿勢や腰の動きに障害が出てきます。

 

痛いからさらに腰を曲げてしまうと、病状はなかなかよくなりません。

 

 

正しい姿勢に近づけるよう努力する事が必要なのです。
では、一体『正しい姿勢』とはどのような姿勢の事を指すのでしょうか?

 

 

イメージ的には、まっすぐ背筋が伸びた状態といった感じでしょうか。

 

 

 

私達人間の背骨は、その多岐にわたる動きに合わせて複雑に彎曲しています。
頚椎(けいつい)・腰椎は前彎(前かがみ)で、胸椎が後彎(後ろ反り)となっています。
その彎曲の程度が、強すぎてもよくないし逆に弱くてもダメです。

 

また、座っているときも、あぐらや体育座りは腰を丸くするので、腰にはよくありません。

 

 

椅子に座るときも、前かがみにならないよう、きちんと高さのあったものを使用するとよいでしょう。腰あてなどを使うのもいいと思います。

 

 

歩く事は椎間板や椎間板周辺の人体や筋肉に力が加わるので良い事ですが、あまり長時間歩くと逆にストレスがかかってしまうので、毎日少しずつ歩く事を心がけましょう。
急性の痛みには、杖が有効的ですが、あまり頼りすぎてもいけません。

 

常に無理のない姿勢、体全体のバランスが取れた姿勢を意識しながら生活する事が大切です。

 

コルセットの着用

 

腰椎椎間板ヘルニア患者に多く見られるのが、『コルセット』の着用です。

 

 

コルセットには、様々な種類があり、医者に診てもらった時にもらえる硬性コルセットやゴムベルト、市販で売られている軟性コルセットなどがあります。

 

さらしも、肋骨を折ったときに巻くのと同様、腰椎椎間板ヘルニアにも使用されます。

 

 

コルセットをすると「腹筋が弱くなる」とか「お腹が苦しくなるだけ」といった批判の声もありますが、ヘルニアがある程度修復あるいは縮んでいくまで患部を固定するという事は、治療にとても有効なことです。

 

お腹の筋肉を鍛えるのも、腰の痛みがおさまってこない限りできませんし、お腹が苦しくなるようなコルセットの締め方は見直さなければなりません。
コルセットで腰を固定し、これ以上無理な力を椎間板にかけないようにした上で、ヘルニアの修復を待ち、それからリハビリするという手順で進んでいくのが、もっとも完治への近道と言えるでしょう。

 

骨折した時などと同じ事です。

 

 

もっとも、ヘルニアの程度にもよるので、コルセットをしてもまったく効き目がないくらい重症であれば、手術などの最終手段に頼るほかありません。

 

 

温める?冷やす?

 

腰の痛みには、温めたほうがいいのか冷やしたほうがいいのか、悩む人が多いと思います。

 

 

私は小さい頃、「突き指したらすぐ冷やしなさい」という人と「いや、温めたほうがいい」という人がいて、悩んだ経験があります。

 

 

結論から言うと、腰椎椎間板ヘルニアにはどちらもある程度効果はあります。
お風呂や温泉に入ると、腰の筋肉がリラックスし、血液の循環が良くなります。

 

すると、痛みもやわらぎます。

 

 

よく、慢性的な痛みには温めるのが効くと言われていますが「効く」という大げさなものではなく、「一時的にやわらぐ」という程度だと思います。

 

 

ヘルニアを患って体の動きが鈍くなり、精神的にもまいってしまっているところに、温かいお風呂にゆっくりつかるということは、良い事だと思います。
逆に、急速に冷やすと一度収縮した血管が元の動きを取り戻そうと拡張し、自力で循環を促進しようとするので、患部が正常な状態に戻るためには効果的な方法と言えます。

 

長時間冷やして凍傷になってしまうと本末転倒なので、コールドパックなどで短時間冷やすか、市販のシップなどの活用をおすすめします。

 

牽引

 

整体などに行くと、首をベルトでつって何分もその状態でいる人を見かけます。
これは、「牽引(けんいん)」と呼ばれる療法で、簡単にいうと「患部を伸ばす」方法です。

 

腰椎椎間板ヘルニアに対しては、梁や棒などにぶら下がる牽引が用いられます。

 

 

そうすれば、下半身の重力で背骨が伸び、ヘルニアで曲がった腰が治るという発想から生まれた療法です。
また、腰の筋肉にストレッチ効果が出るので、軽度のヘルニアには向いていると思います。

 

ただ、腕を上に上げることも難しいような重いヘルニアの場合には、過酷なリハビリとなる上に症状を悪化させかねないので、行わないほうが良いでしょう。

 

整体

 

巷には、整体やカイロプラクティックなどが流行しています。

 

腰の曲がった老人や、スポーツをやっている若者、会社で座りっぱなしのOLなどが、足しげく通ったりしています。

 

 

ただ、この整体やカイロプラクティックなどの療法は、科学的な理論付けがされておらず、医学としては認められていません。
特別な資格も免許もいりません。

 

殊に、椎間板ヘルニアに対する療法としては、その有効性は薄いです。

 

脱出した椎間板を元に戻せるという整体師がいますが、まずそれは不可能と言っていいでしょう。

 

 

むしろ逆に、突き出したヘルニアが整体によってさらに突出してしまう可能性は十分にあるのです。
とはいっても、世間ではあまり問題が無く広く普及している療法ですので、なんらかの効果があるのは否めません。

 

 

あまり激しくない程度でしたら、心身ともに整えてもらうということで、診てもらうのも悪いとは言えません。
最近では、腰痛椎間板ヘルニアの治療法として、理学整体が注目され始めました。

 

この理学療法というのは、国の免許を要するもので、その効能は認められています。

 

鍼治療

 

腰椎椎間板ヘルニアに対する治療法として、その効能が認められている民間療法の中に、「鍼治療」があります。
鍼は、もともとは古代中国で誕生した療法ですが、日本に伝わった後独自の発展を遂げ、現在では日本特有の治療法としてその効果が認められています。
その効果は医学的にも説明されています。

 

私は高校時代、バレーボール部に所属しており、若いのに万年腰痛を抱えていました。
特に冬は血行が悪くなるためにかなりひどい症状が出るため、鍼治療を行っていました。

 

治療を受ける前は鉄板のように硬く、ビキビキ痛んでいた腰が、治療院から帰る頃にはとても軽くなっていることに驚きを感じていたのを覚えています。
その長期的な症状の良好化には少々疑問が残るものの、急性の痛みには非常に効果があると思われます。

 

磁気貼付

 

私が高校生の頃、肩こりや腰の痛みに効くと謳われている磁気系の治療法を好んで使っていた時がありました。
朝自宅で、痛みのある肩や腰に貼っておき、学校で昼休みに新しいものと取り替えたりしていました。

 

テレビの宣伝でもよくありますね。

 

こういった磁気系の貼付方法は、科学的にはその効果は証明されていません。

 

私自身、症状が良くなったかどうかはっきり自覚があった記憶はありません。

 

しかしなんとなく、張った箇所が温まり、効いてくる様なそんな感じはしました。
気休め程度でもよければ、一度購入してみるのもいいかもしれません。

 

ストレッチ

 

腰椎椎間板ヘルニアには、ストレッチが効くとも言われています。

 

 

本来、ストレッチというのは、筋肉を引っ張って伸ばす運動であり、筋肉の状態をより良好なものにする目的をもっています。

 

 

骨の中の髄骨が飛び出すというヘルニアと筋肉に対する働きかけは、関係がないようにも思えます。
しかし、他のマッサージ療法や温熱寒冷療法などと併用して行うことで、よりその効果を高め、治癒力を高めるものとして、近年注目されてきています。

 

 

腰を中心とした腰痛体操も同じです。
体が硬いということは、身体や行動に様々な弊害を生みますので、ヘルニアになっていない人でも、普段からストレッチを習慣化させるといいと思います。

 

水泳

 

腰痛には水泳が良いとよく言われています。
しかし、様々なスポーツがある中で水泳の腰痛発生率が高いことをご存知ですか?

 

水の中では浮力などがありますが、意外にも体への負担は大きくなっているのです。

 

もっとも、あくまでも水泳選手のように朝から晩まで過酷なトレーニングをした場合であるので、普段リハビリ程度に行うプログラムであればさほど問題ないでしょう。
中でも、水中ウォークは、水の抵抗や浮力、温度などを利用して、体重の負担を減らす事で、腰や膝、慢性のヘルニアなどに有効だと言われています。

 

 

急性期にも有効な運動なので、その時期に水に入るという動作が可能であれば試してみてください。
ただし、腰椎椎間板ヘルニアには、腰を反ったり捻ったりする行動は禁忌されています。

 

平泳ぎやバタフライで上半身を反らしすぎないよう注意してください。

 

 

理学療法

 

腰椎椎間板ヘルニアの病院での治療法として、その効果が注目されているのが「理学療法」です。

 

理学療法は、電気や電磁波の刺激、運動療法、温熱寒冷療法を用い、併せて治療体操を行っていくトータル的なトレーニング療法です。
具体的には、ホットパック・超短波(マイクロウェーブ)・パラフィン浴などが挙げられます。

 

 

なかでも、腰に低周波を一定時間あてる電気刺激療法は、筋肉を収縮させる事によって血液の循環を促し、神経や筋肉が活性化するため、痛みがやわらぐ効果があります。
治療法は様々ですが、一度に1つの治療法を集中的にすることもあれば、2、30分起きに色々な治療法を行うプログラムもあります。
いずれにしても、病院を出る頃には、驚くほど腰が軽くなっていたり痛みが和らいでいたりするのがわかるので、即効性のある治療法といえます。

 

鎮痛消炎剤

 

腰椎椎間板ヘルニアの多くは、その急性期にかなりの痛みを伴います。
ですから、ヘルニアを治療するうんぬんより、まずはその痛みを治めるために、治療の一環として鎮痛消炎剤を投与される場合があります。

 

この鎮痛消炎剤が投与されれば、激痛から逃れる事ができ、体力も温存できます。

 

 

ただし、副作用が心配されるため、医師と十分な相談が必要です。
胃や皮膚への副作用が多いのですが、まれに『スティーブン・ジョンソン症候群』などの重度の副作用も報告されています。

 

 

『スティーブン・ジョンソン症候群』
薬物による副作用が原因の全身疾患であり、発熱・紅斑があらわれた後、急速に紅斑が増え、水疱・びらんを生じ、重症化する。
その発生頻度は、100万人当たり年間1〜6人ときわめて低いが、注意が必要である。

 

筋肉弛緩剤

 

腰椎椎間板ヘルニアを発症すると、腰の痛みや骨のゆがみから、まともな姿勢がとれなくなり、身体のあちこちの筋肉が緊張した状態になってしまいます。

 

その緊張は、ヘルニアの症状自体にも悪影響で、痛みを増す原因にもなってしまいます。

 

 

そこで、筋肉弛緩剤を投与し、腰やその周辺の筋肉の極度な緊張を取り除き、痛みを緩和したり、治療の効能を高めたりする方法がとられます。
よく鎮痛消炎剤と併用する事で、その相乗効果が期待されますが、副作用に注意が必要です。

 

シップ

腰痛持ちの人が、自宅で手軽に行える治療法といえば、「シップ」です。

 

シップには、患部を温める種類のものと逆に冷やす種類のものがありますが、一般的に急性の痛みは冷やし、慢性の痛みは温めると良いと言われています。

 

 

シップ薬は、炎症や痛みを抑える成分が入っており、それが貼付した箇所の皮膚から吸収され、
直接患部に効く上に、副作用などの心配も無いため、効率がよいと言われています。

 

私もぎっくり腰になったときには、冷やすシップを3日間貼付して、おさまってきたら温かいお風呂にゆっくりつかり、夜は温めるシップを貼付して寝ました。
肌にひんやりくる感じや、じわじわ温かくなる感じが患部が治っていくような気がして、気分的にもとてもリラックスできます。

 

 

トリガーブロック

腰椎椎間板ヘルニアは、脊椎の椎骨と椎骨の間にある椎間板の中の髄骨が飛び出したり脱出したりする病気です。

 

 

腰椎椎間板ヘルニアになると、ひどい腰痛を伴うことが多く、そういった場合、
医者ではヘルニア自体の治療法よりもまず痛みを緩和する治療法をおこないます。

 

 

そこで、腰のあたりを外から押さえていって痛みを感じる箇所に、麻酔薬やビタミンを注射します。

 

 

これを、「トリガーポイントブロック」といいます。

 

 

『トリガー』とは局所という意味で、患者がもっとも痛みを感じたり、逆におさえる事で痛みが放散したり、痛まなくとも凝っていたりする箇所をいいます。
ここに局部的に麻酔をうつことで、痛みが緩和され、同時に血行が改善されるため、治療に効果があるとされています。

 

神経根ブロック

腰椎椎間板ヘルニアの治療法として、「神経根(ルート)ブロック」というものがあります。

 

これは痛みの原因となっている知覚神経や運動神経、交感神経などの異常な緊張や興奮を取り除き、痛みを緩和する治療です。

 

 

この治療法は非常に痛い治療法なので、ブロック治療の中でも最終手段として行われます。
痛みのある神経根を探す過程に痛みを伴います。

 

 

しかし、この方法で完治した例もあるということなので、なかなか治らない重度の症状が続く際には試してみるのもよいでしょう。

 

硬膜外ブロック

腰椎椎間板ヘルニアの治療法である「ブロック治療」の中で、もっとも効果が期待されているのが「硬膜外ブロック」です。

 

 

硬膜とは、脊椎の中にある神経幹「脊髄」を覆っている膜のことです。
他に、くも膜、軟膜とがあり、硬膜は一番外側を覆っています。

 

 

まず、硬膜外に局所麻酔剤などを注入することで、交感神経や知覚神経の機能を一時的に抑制されます。

 

 

効果として、痛みの緩和や、血行障害の緩和があげられます。

 

 

たいていは、背骨の中心から注射針を刺しますが、その際、患者は足を両手で抱えて背中を丸くした状態で横になります。
局部麻酔をした状態でも、腰全体に何かが流れてくるような感覚がわかります。
持続的に硬膜外ブロックを行う方法もあります。

 

 

これは、出産の無痛分娩の際に用いられる方法と同様で、硬膜に約1mmほどのチューブを挿入し、そこから麻酔薬を断続的に入れていくというものです。
腰椎椎間板ヘルニアの場合、そのチューブを入れたまま帰宅して日常生活を送ることが可能です。

 

チューブからつながっている麻酔の持続注入器は体のどこかにぶらさげておきます。
持続可能期間は、通常2〜3週間です。

 

 

通院しなくても、24時間断続的に麻酔が硬膜に送られるので、もっとも効果的と言われています。
ただし、入浴ができないので、感染症などの危険性があります。

 

また人によっては手足のしびれを伴うこともあり、いずれにしても完璧な治療法というわけではありません。

 

 

犬の腰椎椎間板ヘルニア

 

腰椎椎間板ヘルニアは、実は人間だけの病気ではありません。
ダックスやペキニーズ、シーズー、ビーグルなどの犬にも起こる病気なのです。

 

これらの犬種は、軟骨である椎間板が骨のように石灰化しやすいために、他の犬種よりもヘルニアになる率が高いとされています。

 

年齢は、3〜6歳ごろに多く、肥満犬の方が発症率が高いという統計が出ています。

 

 

飼い主から見てわかる症状とは、急に後ろ足を引きずってあるくようになると、腰椎椎間板ヘルニアが疑われます。
検査としては、大抵レントゲン検査でわかりますが、場合によっては、脊髄造影やCT、MRIなどを使用して診断する事もあります。

 

 

治療法は、まず内科的な治療法を行い、それが効かない場合には外科的治療を行います。

 

 

犬はしゃべる事ができないため、病気になったり、その治療を行ったりするときには、飼い主も胸が痛みます。
こういった病気にならないためにも、普段から適切な運動と食事を心がけましょう。

 

室内犬の場合フローリングでカタカタと滑っている犬を見かけることがありますが、足や腰に負担がかかるので、できるだけじゅうたんなどをひいてあげましょう。

腰の老化予防

 

「椎間板ヘルニア」は中高年の病気というイメージが強いのですが、実は若い人にも意外と多い病気です。
なぜなら、椎間板の老化は20歳を過ぎたらすでに始まっているからです。

 

二足歩行をしている私達人間の腰は、疲労しやすく老化も進みやすくなっています。

 

 

では、どうしたら腰の老化を防ぐ事ができるでしょうか?

 

 

残念ながら、現代において老化防止の薬はありません。
腰の老化は自分自身の努力で防いでいくしかないのです。

 

それには、バランスのよい食事と、適度な運動、そしてなによりも良い姿勢をとることが、元気な腰を保つ秘訣です。
もちろん腰以外にも同じ事が言えます。

 

いつまでも元気な体でいるためには、以上のことを心がけるようにしましょう。

 

手術を勧められるケース

 

椎間板ヘルニアにかかっても、多くは自然に改善されると言われています。

 

 

そのため、治療法としては急性期に薬物療法やブロック神経方法をとりいれるくらいで、
その他は経過を見ながら、安静に過ごし、可能な運動や体操などで症状の改善につとめるという事が一般的に行われています。

 

 

しかし、どうしても手術が必要だといった場合もあります。

 

 

手術が勧められるケース

  1. 膀胱直腸障害=排尿や排便が困難になっている
  2. 強い痛みが持続的に長期間続いている
  3. 下肢のしびれ・まひが重症である

 

これらの症状は日常生活に大きく支障をきたし、合併症として重篤な状態になりかねないため、手術がおこなわれます。

 

LOVE法

 

 「椎間板ヘルニア」の手術法として昔から行われてきたのが「LOVE法」です。

 

椎間板ヘルニアそのものに対しての治療法としてはとてもオーソドックスで有効的と言われています。

 

 

  1. 全身麻酔をかける
  2. 背中側から5センチほど切開し腰椎に到達する
  3. 腰椎の一部を削る
  4. 腰椎の中のに脱出した髄核を切除し、摘出する

 

これで、ヘルニアそのものである髄核を処置できたため、ヘルニアの治療は終了したということになります。
手術時間は早ければ30分程度。長くても1時間ほどで終わるでしょう。

 

 

術後も経過がよければ、1週間ほどで退院できます。

 

 

ただし、この方法はあくまでもヘルニアを取り除く事にあり、椎間板ヘルニアの最大の症状である「痛み」の除去といった意味では完全な治療法とは言えません。

 

 

MED法

 

「椎間板ヘルニア」の手術にも、内視鏡を使った手術法があります。
これは「MED法」といって、脱出したヘルニアを摘出する手術です。

 

 

  1. 全身麻酔をかける
  2. 背中を1.5cmほど切開する
  3. 切開部から外筒管と内視鏡を挿入する
  4. 内視鏡の映像をモニターで見ながら、ヘルニア内容である髄核を摘出する

 

昔から行われている「LOVE法」と大きく違う点は、やはり切開部の大きさです。

 

 

LOVE法が5cmほど切開するのに対し、内視鏡を使用すると1.5cmほどの傷で済みます。

 

 

手術時間は1時間程度ですが、術後の回復がLOVE法よりも早いと言われています。

 

 

ただし、この方法はLOVE法と同じくヘルニアそのものを治療することが目的で、ヘルニアの症状の1つである「痛み」を取り除くところまでカバーできていません。
この手術によって運良く痛みもなくなったというケースもありますが、基本的に椎間板ヘルニアによる痛みはすぐに消えないというのが一般的です。

 

 

PN法

 

「椎間板ヘルニア」の手術の中で、もっとも入院期間が短くすむ方法として「PN法」があります。
これは、エックス線透視のもとで、椎間板から脱出した髄核(=ヘルニア内容)を摘出するものです。

 

 

  1. 局所麻酔をおこなう
  2. エックス線透視下で、背中に直径4mm程度の管を刺す
  3. 管から鉗子を入れて脱出した髄核を摘出する

 

手術時間は30〜1時間です。

 

 

しかし、欧米では日帰り手術として行われえているほど、体の負担などが軽く術後の回復が早いと言われています。
髄核を摘出して、ヘルニア自体は治りますが、痛みやしびれなどは残る場合があります。

 

 

除圧と脊椎固定術

 

「椎間板ヘルニア」の最大の症状である「痛み」。
これは、そのほとんどが時間と共に改善されるといわれていますが、中には長期間持続的な痛みが続くという患者もいます。

 

そういった人は、手術でヘルニアを切除しても痛みはなくならず、辛い日常生活を強いられます。

 

 

こういった耐え難い痛みやしびれ、麻痺などを伴う症状に対しては「除圧」や「脊椎固定術」といった手術が行われます。
これは、神経を圧迫している骨を切除する手術です。

 

この骨を切除する事で、神経にかかっている圧力を減らし痛みなどの症状を緩和します。
これを「除圧」といいます。

 

 

除圧すると、もちろん脊椎が弱くなり不安定になるため、患者本人の骨盤を移植したり、プレートなどの金属を入れて固定します。
これを「脊椎固定術」といいます。

 

 

固定術は、手術をおこなってから、脊椎に移植した骨や金属がなじむまで時間がかかり、およそ半年程度で安定するといわれています。

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