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半月線状ヘルニアとは?

 

「半月状線ヘルニア」とは、前腹ヘルニアの1つで、半月状線(腹横筋の線維(神経線)が腱膜に移行する線)と腹直筋(腹筋)外縁との間にある腱膜部に発生します。

 

 

半月状線をフランスの解剖学者Spieghelが発見したため「Spieglianヘルニア」とも呼ばれています。
他にも「半環状線ヘルニア」や「側腹壁ヘルニア」などとも呼ばれています。

 

 

年齢・性差関係なく発生しますが、その中でも特に40〜70歳代に多く見られます。

 

症状としては、触ってわかる腫瘤があり、その部分に痛みを伴います。
後天性のものが多く、特に腹圧が影響するといわれています。

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半月線状ヘルニアの診断

 

「半月線状ヘルニア」は特にまれな病気であるため、その診断はしばしば困難になりがちです。

 

この病気を念頭にいれて診察できるようなヘルニアに熟知した医者でない限り、正しい診断は比較的難しいといえます。

 

 

咳などで痛みが増したり、
仰向けの状態で前腹部の膨隆部をを押し戻した際にヘルニア門が指に触れるようなら、ヘルニアが疑われます。

 

 

さらに、聴診で膨隆部に腸グル音(お腹の中で絶えず聞こえている音)が確認されたりすることで、より半月線状ヘルニアの可能性が高まります。

 

 

超音波検査も診断の重要な方法として用いられますが、CTの方がより明確な画像診断ができます。

 

半月線状ヘルニアの手術

 

「半月線状ヘルニア」は、ほぼ100パーセント外科的治療=手術が必要になります。

 

 

このヘルニアの場合、手術の修復術は難しくは無く、再発率も少ないため、リスクの少ない手術であります。

 

 

腫瘤部分もしくはヘルニア門(ヘルニアの入り口)のすぐ上の皮膚を切り、外腹斜筋膜を切開して、ヘルニア嚢を出します。

 

 

その中に入り込んでいたものをお腹の中に戻し、ヘルニア嚢を処理して、切開した筋膜を縫合すれば終了です。

 

 

再発率が少ないといいましたが、ヘルニア自体が多発性である可能性はあるので、術後も注意が必要です。

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