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外傷性横隔膜ヘルニアとは?

 

ヘルニアというのは体の中にあるものが、本来あるべきところから脱出してしまった状態をいいます。

 

原因

体の内における圧力や周辺器官の影響などが原因である事が多い。

 

 

横隔膜ヘルニアも、先天的なものと後天的なものとありますが、ほとんどが内部のなにかしらが原因で起こるものです。

 

 

まれに、外傷性のヘルニアが発症する場合があります。
それを「外傷性横隔膜ヘルニア」と言います。

 

 

横隔膜の損傷が原因で発症するヘルニアですが、横隔膜が損傷した時点で外傷性横隔膜ヘルニアということになるので、本来の意味としてのヘルニアではありません。
しかし、合併症をともなうと急性期の死亡率は20〜30パーセントにのぼるため、診断・治療は慎重に行われないといけない病気です。

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外傷性横隔膜ヘルニアの発症パターン

 

外傷性横隔膜ヘルニアの発症は、腹部に直接圧力がかかることによって起こります。

 

 

腹部を殴打されたり蹴られたりしたり、急ブレーキや事故などの際にシートベルトが腹部を直撃する事などでも起こります。

 

騎手が落馬して馬に腹部を蹴られたというケースもあります。

 

 

外からの圧力ではなく、肋骨などが骨折して横隔膜を傷つけることでも発症する可能性があります。
これは、肺挫傷や呼吸障害を合併しやすいため、重症になるケースが多くなっています。

 

外傷性横隔膜ヘルニアの治療法

 

「外傷性横隔膜ヘルニア」と診断されると、まず呼吸循環に関する異常に対する治療が行われます。

 

 

外傷性横隔膜ヘルニアの場合、ヘルニア単独での問題は少ないのですが、
胸腔内に脱出した胃等の臓器が肺や心臓を圧迫する可能性が高く、呼吸循環不全などの合併症を招く場合が多いためです。

 

 

 

症状の程度によっては、気管内に管を通したり人工呼吸をするような大がかりな施術が必要になります。

 

次に重要なのが、止血です。

 

 

脳への損傷がある場合はその治療、最後に四肢が骨折した場合にその処置が行われます。
一通り合併症の処置が終わると、ようやく損傷した横隔膜の手術にうつります。

 

 

損傷した横隔膜は、そのほとんどが単純に縫合する事で修復できます。

 

外傷性横隔膜ヘルニアの場合、ヘルニアそのものの重病度は少なく術後の経過も悪くはないのですが、
合併症に深刻なものが多く、死亡率は1〜2割りとなっているため、早期の診断と治療が求められます。

 

 

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